結論:大学病院の歯科は、紹介状なしだと「5,000円以上」余計にかかることが多い
そして多くの場合、その出費は事前の行動で回避できます。
日本では、大学病院などの大規模病院を「紹介状なし」で受診すると、通常の保険診療費とは別に**選定療養費(特別料金)**がかかる仕組みがあります。
歯科の場合、初診で5,000〜5,500円前後を請求されるケースが非常に一般的です。
ただし、
- 事前にかかりつけ歯科で相談して紹介状をもらう
- 病院ごとのルールを確認する
といった対応をすれば、この費用は不要または軽減されることがほとんどです。
本記事では、
「なぜ大学病院の歯科は高くなるのか」
「本当に払わなければならないのか」
「損しないための現実的な対策」
を、できるだけわかりやすく解説します。

なぜ大学病院の歯科は紹介状なしだと高いのか?
大学病院は、一般的な歯科治療を行う場所というよりも、
- 難しい症例
- 専門性の高い治療
- 他院では対応が難しいケース
を扱う高度医療の拠点として位置づけられています。
そのため国は、一定規模以上の病院(大学病院を含む)に対して、
「紹介状なしの初診・再診時に特別料金を徴収できる(または徴収すべき)」
という制度を設けています。
これが「選定療養費」と呼ばれるものです。
目的はシンプルで、
軽症の患者さんが大病院に集中しすぎないようにする
本当に専門医療が必要な人が、適切に受診できるようにする
という医療全体のバランスを保つための仕組みです。
歯科の選定療養費はいくらかかる?【相場】
歯科に関して、国が示している基準は以下の水準です。
- 初診:5,000円以上
- 再診:1,900円以上
実際の大学病院歯科では、
- 初診:5,000〜5,500円(税込)
- 再診:2,000円前後(税込)
としている施設が多く見られます。
ここで注意したいのは、この費用が
保険診療とは完全に別枠で、全額自己負担
だという点です。
つまり、
- 選定療養費:5,500円
- + 通常の保険診療の自己負担(3割負担で数百〜数千円)
が合算され、初診で6,000〜8,000円程度になることも珍しくありません。
実際の大学病院ではどうなの?【具体例】
例えば、岡山大学病院歯科では、
紹介状がない場合、初診時に5,500円(税込)の選定療養費が、診察料とは別に必要と案内されています。
これは特別高いわけではなく、
他の国立大学病院(岐阜大学病院、長崎大学病院、東京医科歯科大学病院など)でも、
5,000〜5,500円程度を設定しているケースが多く見られます。
一方で、
- 再診時も引き続き特別料金がかかる病院
- 初診のみで、再診は不要な病院
など、運用は病院ごとに微妙に異なるのが実情です。

実は「払わなくていい」ケースもある【例外】
「大学病院の歯科=必ず高い」というわけではありません。
以下のようなケースでは、選定療養費が免除されることがあります。
- 緊急性の高い受診
- 公費負担医療(特定疾患、生活保護など)
- 同じ病院内での診療科紹介(医科→歯科 など)
また、すべての大学関連施設で加算されるわけではなく、
一部の歯科大学附属病院では、歯科は紹介状なしでも特別料金なし
としているところもあります。
つまり、
「どこでも一律にかかる費用」ではない
という点は、ぜひ知っておいてください。
損しないための実務的チェックポイント
大学病院の歯科を受診する前に、最低限チェックしておきたいのが次の3点です。
- 紹介状が必要かどうか
- 選定療養費がかかるか
- 金額はいくらか(初診・再診)
これらは、病院の公式サイトの
「初診の方へ」「外来案内」「選定療養費」
といったページに、ほぼ必ず記載されています。
そして最も確実で現実的な対策は、
まず地元のかかりつけ歯科医院で相談することです。
必要と判断されれば、紹介状を書いてもらえるため、
余計な特別料金を支払わずに大学病院を受診できます。

大学病院歯科を「賢く」使うという考え方
大学病院の歯科は、
- 難症例
- 専門的検査
- セカンドオピニオン
などに非常に向いています。
一方で、一般的な虫歯や歯周病、補綴治療などは、
地域の歯科医院で十分対応できるケースも多くあります。
「安心そうだから、とりあえず大学病院」ではなく、
役割に応じて医療機関を使い分けることが、
結果的に医療費・時間・満足度のすべてを守ることにつながります。
「いきなり大学病院に行くべきか、それとも様子を見るべきか分からない」
そんなときは、オンラインで歯科医師に相談できるサービスを活用するのも一つの方法です。
自宅にいながら専門家の意見を聞けるため、不要な受診や余計な医療費を避ける判断材料になります。
まとめ:知っているだけで、5,000円以上の差が出る
- 大学病院の歯科は、紹介状なしだと5,000円以上かかることが多い
- これは制度上の仕組みであり、病院の「ぼったくり」ではない
- しかし、事前に相談・確認すれば回避できるケースが多い
歯科医療を賢く使うためにも、
「行く前に一度、情報を確認する」
このひと手間を、ぜひ習慣にしてみてください。
「まずは話だけ聞いてみたい」「受診前に判断材料がほしい」という方は、
オンライン歯科相談サービスを活用することで、
無駄な受診や想定外の出費を防げる可能性があります。
大学病院を上手に使うための、ひとつの選択肢として検討してみてください。

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